高級食材として扱われることが多く、ギフトとしても人気の高い「うに」。
通販サイトで購入することも可能ですが、実際手に取って確認できない点はデメリットといえます。
価格も高めに設定されていることから、購入に失敗したくないと考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、通販サイトで美味しいうにを選ぶコツや、おすすめの通販サイトを紹介します。通販サイトでうにを購入する際の参考になれば幸いです。
※この記事で紹介している送料、価格相場は、2021年3月執筆時点でのもので、全て税込表記です。
目次
通販サイトで美味しいうにを選ぶコツ
通販サイトでうにを購入しようとした時、何を基準に通販サイトを選べばよいか悩んでしまう方もいるでしょう。ここでは、美味しいうにを選ぶコツを5つ紹介します。
- うにの種類
- 産地
- 鮮度
- 予算
- 販売実績や評判
美味しいうにを味わいたいのであれば、上記5点のチェックが欠かせません。それぞれの項目について詳しく紹介します。
1.うにの種類で選ぶ
うには、大きく分けて下記の5種類に分けられます。
- バフンウニ
- エゾバフンウニ
- アカウニ
- ムラサキウニ
- キタムラサキウニ
それぞれの旬や特徴は、下記の通りです。
種類 | 旬 | 特徴 |
バフンウニ | 3月〜4月頃 | ・収穫量が少なく貴重 ・身が非常に小さい ・強いオレンジ色 ・独特の香ばしさがある ・濃厚な旨みと甘み |
エゾバフンウニ | 7月〜8月頃 | ・バフンウニより少し大きい ・鮮やかなオレンジ色 ・濃厚な旨みと甘み ・コクがある |
アカウニ | 9月〜10月頃 | ・水揚高が少なく、希少種 ・「幻のうに」と呼ばれることも ・殻が朱色 ・濃厚で強い甘み |
ムラサキウニ | 6月〜8月頃 | ・国内で最も一般的な種類 ・淡泊で上品な味わい ・繊細な甘み ・クセが少なく食べやすい ・独特の磯の香りがする |
キタムラサキウニ | 9月〜11月頃 | ・粒が大きい ・身質がしっかりとしている ・「白ウニ」と呼ばれることも ・あっさりとした上品な甘み |
参考:とれたてねっと
うにの種類によって、旬や味の特徴などが異なります。美味しいうにを味わいたいのであれば、旬のうにを中心に選びましょう。
2.産地で選ぶ
うには種類によって産地が異なります。主な産地は下記の通りです。
種類 | 産地 |
バフンウニ | ・九州南部までの日本海沿岸 ・九州~東北までの幅広い地域に生息 |
エゾバフンウニ | ・主に東北~北海道に生息 |
アカウニ | ・長崎県や佐賀県など、西九州を中心に生息 |
ムラサキウニ | ・青森県以南の日本海側 ・茨城県以南の太平洋側 ・本州中部~九州にかけて生息 |
キタムラサキウニ | ・相模湾以北の太平洋側 ・北海道周辺~東北に生息 ・インド洋にも生息 |
参考:とれたてねっと
ウニは日本各地の沿岸で収穫することが可能ですが、通販サイトで販売されているうにの多くが北海道産。北海道では一年を通して漁が行われており、通年市場に出回っているためです。
国内産のうには濃厚で甘みがあると人気ですが、やはり収穫できる量には限りがあります。比較的小粒なうにも多いため、値段も高めです。
市場には、世界で圧倒的な生産量を誇るチリ産のうになども出回っています。
こちらは、日本産のうにに比べて値段も安め。 安くて美味しいうにを食べたい方は、チリ産など海外産のうにの購入を検討してみましょう。
3.鮮度で選ぶ
新鮮さを優先したい方は「無添加うに」や「塩水うに」がおすすめです。
塩水うにとは、うにを海水と同じ濃度の塩水に浸したもの。塩水うにには、下記のような特徴があります。
- 新鮮な美味しさをそのまま楽しめる
- 本来の甘い極上のウニの味を楽しめる
- 賞味期限が短い
ミョウバンを使用していないため、賞味期限が2日ほどと大変短い塩水うに。冷蔵はもちろんのこと、冷凍の場合も早めに食べるのがよいでしょう。
たとえ食べきれなかったとしても、生うにや塩水うにを冷凍するのはおすすめできません。味や風味が劣ってしまい、本来のうにの味わいを楽しめなくなってしまうためです。
鮮度を基準に考えるのであれば、ミョウバンが使用されているうには避けたいところ。ミョウバンを使用するメリットは、いくつかあります。
- 身崩れを防ぐ
- 日持ちをよくする
- 品質を安定させる
- 色落ち防止
上記のようなメリットはあるものの、独特の苦味や渋みが出てしまうといったデメリットもあります。うに本来の旨みや甘みを楽しめない可能性が高いため、鮮度重視であればミョウバンを使用したうには避けた方がよいでしょう。
4.予算で選ぶ
うには高級食材であり、価格も高めに設定されています。そこで狙うべきは「B級品・訳あり品」とされるうに。見た目が1級品に劣るうには、値下げして販売されていることがあります。
味は1級品のものと変わらないため、まさに狙い目と言ってよいでしょう。通販サイトによっては、B級品や訳あり品として手頃な価格のうにを常時販売しているサイトもあります。
見た目はA級品にどうしても劣ってしまうため、自宅でうにを食べたい方には特におすすめ。少しでも安く美味しいウニを食べたい方は、そういった訳あり品にも注目しましょう。
5.販売実績や評判で選ぶ
通販サイトでうにを選ぶ際には、サイトの販売実績にも注目しましょう。楽天市場といった大手ショッピングモールに出店しているサイトは信頼できます。
特に楽天市場の場合は申し込みに加えて審査も必要であるため、掲載されている通販サイトは一定の信頼性が保証されていると考えてよいでしょう。
また、実際に商品を見たり触ったりできない通販サイトにおいては、実際に購入した人の声が重要です。サイトに掲載されている口コミをはじめ、外部の口コミサイトもあわせてチェックしてみましょう。
多数のレビューを参考にすることで、商品やサイトに対する率直な感想を知ることが可能です。特に注目したいのは、下記のポイント。
- 口コミの数
- 評判
- リピーターの有無
特に、リピーターが多いサイトで販売されているうには、質の高いものが多いと考えられます。
一方で、どんなに料金や写真が魅力的であっても、中身が伴っていない商品もあります。販売実績が少なく実際の購入者による口コミが少ない通販サイトには、特に注意しましょう。
おすすめのうに通販サイト5選
ここでは、おすすめのうに通販サイトを5つ紹介します。
なお、うには時期や天候に左右される商品です。注文後はすぐに届かない可能性もあるため、余裕を持った日程で注文することを心がけましょう。
1.うに屋むらかみ
出典:うに屋むらかみ
函館を拠点に昭和29年の創業以来、50年以上にわたって新鮮なうにを出荷し続けてきた「うにむらかみ」。むらかみ独自の製法で、ミョウバン不使用、かつ無添加のうにを販売しています。
ミョウバン特有の渋みがなく、口あたりはまろやか。うに本来の甘みや磯の風味を楽しめます。
また、海から獲れたばかりの新鮮なうにを使用。作り置きや冷凍保存を一切していません。注文を受けてから工場で製造するため、いつでも新鮮なうにを食べられます。
さらに、むらかみのうには「商品保証書」が同封されています。主な記載内容は下記の通りです。
- うにの産地
- 種類
- 品質
- 保存方法
美味しく食べる方法も記載されているため、はじめてむらかみのうにを口にする方でも安心です。ギフトとしても喜ばれることでしょう。
むらかみのうには、函館近海や北方四島を含む道内近海から仕入れたエゾバフンウニやキタムラサキウニを使用。その時期に最も味のよい旬の種類・産地のうにを販売している点も、大きな魅力といえます。
全体的に価格は高めですが、なかにはA級品と同じ身を使用した「訳ありうに」の販売もあります。色や形は不揃いですが、味はA級そのもの。安くて美味しい国産のうにを味わいたい方におすすめです。
2.島の人
出典:島の人
「島の人」は、うにの名産地である礼文島で販売を開始したうにの専門店。2018年には楽天ショップオブザイヤーに輝き、おとりよせネットでは「おとりよせ大賞」を3年連続受賞(2021年2月時点)したこともある、人気の通販サイトです。
北海道の海産物全般を扱っていますが、なかでも礼文・利尻島産の「島うに」が自慢です。良質なエサである昆布をたっぷりと食べて育った島うには、濃厚ながらも優しい甘みが特徴。水揚げ次第発送され、塩水パックに入った状態で届きます。
添加物を一切使用していない、苦みや臭みもない島うに。うに本来の美味しさを味わえるだけでなく、新鮮なうにを楽しめる点も魅力的です。
3.北海道網走水産
出典:北海道網走水産
30年以上の通信販売実績がある北海道網走水産は、産地直送で届く新鮮なうにが魅力的な通販サイトです。特上生ウニはお刺身や海鮮丼にも利用できる、オールマイティの美味しさを誇る絶品の商品といわれています。
取り扱う品は、網走水産の目利きバイヤーが厳選。「安全、安心、美味しい」の三拍子が揃った、ギフト購入の際にも安心して利用できる通販サイトといえるでしょう。
一方で、網走水産はうにが旬の時期にあわせて販売を行っています。販売がない時期もあるため注意しましょう。
4.北海道北釧水産
出典:北海道北釧水産
平成3年に創業し、直接目で見て触って納得のいく商品だけを仕入れ、販売している北海道北釧水産。鮮度や美味しさ、できる限りの無添加にこだわった商品は、大切な方への贈り物としてもおすすめです。
初夏~夏にかけては、利尻のエゾバフンウニやキタムラサキウニ。秋~春にかけては、北方四島産のエゾバフンウニを中心に販売しています。
北釧水産では、旬の美味しいうにを厳選。むきたて、無添加の生うにを産地直送で味わえます。塩水パックを使用し、ミョウバン不使用かつ産地直送で自宅に届くため、うには新鮮そのもの。ふわっと口の中でとろける濃厚な甘みとコクが絶品です。
利尻産や羅臼産など、北海道各地の新鮮で美味しいうにを味わえる通販サイト。新鮮で美味しい国産のうにを探している方にもおすすめです。
5.海の幸なのにYAMATO
出典:海の幸なのにYAMATO
驚くべきはその値段。なんと送料を含めて2,000円台でうにを楽しめます。海の幸なのにYAMATOでは、味わいや品質に影響のない「バラ盛り」を販売。そのため、通常のうにに比べて安く購入できるのです。
ミョウバン不使用、かつ完全無添加であるチリ産の天然生うにを販売。濃厚な味わいが特徴的なチリ・プンタアレナス産のうにを使用しています。
同地で日本人が経営する加工場で殻剥きなどを行い、短時間で急速冷凍。美味しさはそのままに、冷凍された状態で自宅に届きます。加工管理や衛生管理も行き届いているため「海外産のうにだから品質が心配」という方でも安心です。
国産うにとは味や風味が異なりますが、求めやすい価格と濃厚な味わいが魅力的な同サイトのうに。2014年には「楽天グルメ大賞 うに部門」を受賞。口コミの評価も高く、実績のある通販サイトです。安くて美味しいうにを求めている方は、ぜひ一度購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
高級食材だからこそ、できるだけ美味しい商品を選びたいと考えるのは当然のこと。
今回紹介したうにの選び方や通販サイトを参考に、ぜひお気に入りの商品を見つけてください。